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芽生えた疑問の結末 [クリニック外での出来事]

 おはようございます。宇佐矯正歯科クリニックの松成です。前回の記事のその後について、今回はご報告いたします。

 店頭に出されていたあのテレビについて、電気店の本店へ問い合わせを行いました。その翌日、私がテレビを購入した店舗の店長さんからご連絡があり、経緯を説明させて欲しいとの連絡が入りました。その結果、昨日私の自宅にて問題のテレビを持参の上、説明をしていただくことになりました。
 まず、私のほうから何点か質問をさせていただきました。

 1.開業当時(2004年)から備品として扱っていたのであれば、備品管理票やいつどこからそのテレビを調達したか記録があるのか。あれば提示して欲しい。
 2.破損した箇所が、私が所有していたものと全く同じであるが、いつどのように壊れたのか。
 3.リサイクル券が勝手に書き直されて処理されている(SHARP製のテレビなのに松下製に記載されていたにもかかわらず、最後にはSHARPで届けられていた)が、これは書類の改ざんに当たらないのか。

 とはいえ、実はこちらにも実証できる証拠がありません。保証書が手元に残っていれば機会の機番で照合できるのですが、テレビ引き取り時に保証書を自宅で処分してしまったのです!なので、僕の記憶のみがこちらの証拠にしかならないのです。でもテレビの現状を見ると、

 1.破損している箇所や傷の箇所が、私が所有しているものと同じ状況である。
 2.テレビの製造年表記も、私が所有しているものと同じである。

 結局、結論は出ないままで、書類の件(改ざんの疑い)と実際に下請け業者が適正に処分しているのかの事実確認と、備品管理票やそれに変わるものが証拠としてあれば見せて欲しいとお願いしました。僕個人も、機番から過去の流通経路等がわかるのかどうか調べてみました。

 僕のほうで、メーカーに機番と製造年から流通履歴がわかるのか問い合わせたところ、それは不可能という回答でした。夕方、販売店から1本の電話が入りました。それは・・・
「一枚だけ、店内で(そのテレビを)使用している写真が見つかりました。残念ながら、備品管理票などは見つかりませんでした・・・。」という連絡でした。これからお見せしたいということでしたので、見させていただくことになりました。

 30分後、自宅へ店長さんが到着しました。問題の写真を見せていただいたところ、なんとスタッフの事務室の片隅に机の上にそのテレビが置いてあるのです!でも、僕が要求した備品管理票などの書類は手元には残っていないと。

 ・・・、これ以上私も話を拗らせたくありません。電気屋さんにとっては、その写真が唯一残る証拠なのです。店長さんも一日に2度にわたってこちらへ出向いてくれました。その誠意も汲んで、ぼくは、素直に「お手数掛けてすみませんでした。この写真でもう充分です。」と謝罪しました。正直恥ずかしい気持ちでしたが、店長さんも「今回の件で、いろんなことが学べたのでこちらもお礼が言いたいです。」と、声を掛けてくださいました。僕よりも一回りも二回りも心の広いお方です!
 あとひとつ、リサイクル件の改ざんの疑いに関しては以下のような資料説明がありました。
 リサイクル件の誤記載が見つかった場合、販売業者とリサイクル下請け業者間で「書類のこの部分をこのように書き換えました(こんな平たい表記ではないですが)」という内容の書類を取り交わせばそれでよいのだそうです。でも、消費者から見ると、誤記載のまま機械が処理されるということは、書類なんて後でいくらでも書き換えられるんじゃないのと疑われてしまっても仕方ありません。さらになんと、この取り交わしは消費者に報告義務がないとのことです(現状の法律では)。これに関しては、一消費者の要望として記載の修正があった場合は、消費者にも知らせるべきであるし、義務が無いとしても今後同じケースがあった場合は消費者に報告するようお願いをしました。

 ということで、この件に関してはいろんな偶然(テレビの破損状況や製造年の一致とリサイクルに出したタイミング)の一致やリサイクル件の誤記載の疑義点が重なり、結果としてはこちらの思い込みで先方にご迷惑を掛けたとんでもない話になってしまいました。関係者の方々にはとてもご迷惑をおかけいたしました。もし、この記事をお読みになっていらしたら、この場をお借りしてお詫び申し上げます。本当にお騒がせいたしました。
 
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